ともきんぐだむ

主にゲームやアニメなどの話題について、その時、考えたことを書きます。

【悲恋ファイル8】変態漫画の正統派負けヒロイン 水窪真静(『フェチップル』より)

※悲恋ファイルとは、古今東西の創作物に登場する負けヒロイン・当て馬男子について、重度の悲恋フェチである筆者が語りまくる記事です。普通にネタバレするので注意。 先日、第2シーズンもめでたく最終回を迎えた「フェチップル(作:るり色ズラチー)」 常…

【悲恋ファイル7】叶わぬ想いに生涯を捧ぐ 神白水菜萌(『ATRI-Dear My Memory-』)

※悲恋ファイルとは、古今東西の創作物に登場する負けヒロイン・当て馬男子について、重度の悲恋フェチである筆者が語りまくる記事です。普通にネタバレするので注意。 このキャラクターは悲恋キャラクターとして扱うべきか否か。 非常に意見の分かれるところ…

シリーズの知識ゼロで「リョーマ!」を見に行った男のはなし

映画「リョーマ! 新生劇場版テニスの王子様 -decide-」を見てきました。 テニプリという作品とはあまり縁がないまま過ごしてきたのですが、ある日、twitterで「開始3分で男が光る」とオススメされたので、見に行くことを決意しました。開始3分で男が光る映…

偏りまくった「イエスタデイをうたって」感想2 ~なぜ男は森ノ目榀子に惑わされるのか~

こんにちは。 感想1では野中晴という当て馬女子が価値をもぎ取るまでの過程について考えてきました。 今回は、ある意味本作を象徴するヒロイン森ノ目榀子の話です。 各所で核弾頭だの地雷だの言われている彼女ですが、その詳細を改めて語るのも野暮だと思う…

偏りまくった「イエスタデイをうたって」感想 ~当て馬エンドとはかくあれかし~

こんにちは。だいたい感想と言えば、あらすじがあってそれに対して作品のテーマはこうでという総括としての感想がメインになると思います。でも、概論めいたことを語ろうとするとどうにも筆が進まないというか、自分の読解速度では到底追いつかないという事…

【ネタバレあり感想】カリギュラ2の描いた生きづらさについて

第1作からなんと5年と1日の歳月を経て6月24日にFuryuより発売されたCaligula2。筆者は第1作を発売日に購入し、一度目のアップデートが入る前にクリアした。そこそこのファンである。 この記事では、そんなCaligula2のストーリー面について紐解いていこうと思…

【悲恋ファイル6】悲恋に身を焦がすドM ユージィン・アレキサンドル・ド・ヴォルカン(花咲ける青少年)

こんにちは。 今回語るのは「花咲ける青少年」よりユージィン・アレキサンドル・ド・ヴォルカンです。 花咲ける青少年は樹なつみによる少女漫画。あらゆる側面で乙女ゲームに大きな影響を与えたとされる・・・らしい(このあたりは人から教えてもらったので…

バッドエンド不要論

私はヌルゲーマーで、かなり雑多なジャンルのゲームをプレイしているが、最近はギャルゲーや乙女ゲーなどの恋愛ADVに少し力を入れている。 しかし、このような作品をいくつかプレイしていると、果たして恋愛ゲームにバッドエンドは必要なのか? という疑問が…

【悲恋ファイル5】記憶喪失中にできた妻 ラリサ・ミハイロフ(はいからさんが通る)

こんにちは。 今回紹介するのは、大和和紀の名作少女漫画「はいからさんが通る」より、記憶喪失中にできた妻・ラリサ・ミハイロフです。 記憶喪失中にできた妻について 記憶喪失というのは、古典少女漫画や韓流ドラマにおいてそこそこの頻度で登場するギミッ…

【悲恋ファイル4】制作に愛を注がれたモブ系負けヒロイン 森村さん(ミュークルドリーミー)

※悲恋ファイルとは、古今東西の創作物に登場する負けヒロイン・当て馬男子について、重度の悲恋フェチである筆者が語りまくる記事です。普通にネタバレするので注意。 今回、紹介するのは現在放送中のサンリオ原作のアニメ「ミュークルドリーミー」より、森…

【悲恋ファイル3】ちょっと倫理観がバグってるだけのモブ子 三堂三姫(異常者の愛)

※悲恋ファイルとは、古今東西の創作物に登場する負けヒロイン・当て馬男子について、重度の悲恋フェチである筆者が語りまくる記事です。普通にネタバレするので注意。 今回紹介するのは、千田大輔「異常者の愛」より逆襲のモブ子三堂三姫さんです。 彼女はい…

ゴーストオブツシマの「ステルスゲーム」としての完成度に感動した話

半月ほど前、SIE販売Sucker Punch開発のゴーストオブツシマをクリアしました。 世間的にも極めて評価が高いゲームで、極限までこだわりぬいた時代劇的世界観の造形や、誉れをめぐり葛藤する男たちの物語など、あらゆる要素で称賛の声が上がっています。 そん…

「英雄伝説 創の軌跡」感想:Cルートに英雄伝説に求めているものが詰まっていた

英雄伝説創の軌跡を先日クリアしました。 2年ぶりとなる軌跡シリーズでしたが、作りこまれた世界観や魅力的なキャラクターなど、今回も安定のクオリティで大変楽しめました。 いろいろと感想はあるのですが、今回はあえて新主人公となるCルートのみに焦点を…

【悲恋ファイル2】恋愛の外の"聖域"だったはずが…… 小岩井吉乃(『政宗くんのリベンジ』)

こんにちは。 ほぼ週刊悲恋ファイルです。 この記事は悲恋フェチの筆者が独断と偏見でお気に入りの悲恋キャラを紹介していくだけのコーナーです。 今回紹介するのは原作:竹岡葉月・作画:Tivによる漫画「政宗君のリベンジ」(一迅社)より、小岩井吉乃さん…

【悲恋ファイル1】悲恋に抗い続けた悲劇の令嬢 ミルフィーユ・ココ(『砂の城』)

※悲恋ファイルとは、古今東西の創作物に登場する負けヒロイン・当て馬男子について、重度の悲恋フェチである筆者が語りまくる記事です。普通にネタバレするので注意。 今回紹介するのは、1977年~1979年にかけて連載された名作少女漫画『砂の城』より、玉砕…

男性諸君!乙女ゲーム「悠久のティアブレイド」をプレイしよう!

この記事の目的はシンプルです。 偶然出会ったこのゲームを全力で紹介したい。 オトメイト発の女性向け恋愛ADV 「悠久のティアブレイド -Lost Chronicle-」 www.otomate.jp 乙女ゲーかよ……と思ってブラウザバックしようとしたそこのあなた。 ちょっと待って…

ジェイガン系ヒロインをすこれ

突然ですが、皆様ラブコメにおいて「好きなヒロイン・ヒーローがいつも負ける」と感じたことはあるでしょうか? それ、ジェイガン系ヒロインではありませんか? 引用元(https://guide.fire-emblem-heroes.com/) ジェイガン系ヒロインとは、序盤にメインイ…

ポリコレ抜きでラスアス2を語る

昨今、色んな方面で話題のThe Last of Us Part II。 率直に結論から申し上げれば、私のこの作品への評価は「底の浅い作品」である。 しかし、なにぶん描写が散漫で飛躍が多いために、もしかしたら、私の読み取れていない「深み」があるのかもしれない。 そう…

【あつ森感想】これはクラフトゲーでもスローライフでもない/あつまれどうぶつの森レビュー

※酷評レビューなのでご注意ください 3月24日に発売されたNintendo Switch専用ソフト『あつまれどうぶつの森』。多くの人が知るであろうどうぶつの森シリーズの最新作です。 今回の目玉は無人島生活であり、発売直前に配信されたどうぶつの森ダイレクト( htt…

KING OF PRISM SUPER LIVEにいったら、本物のプリズムショーがあった

こんにちは。 さて、2020/02/02に行われたKING OF PRISM SUPER LIVE -SHYNY SEVEN STARS-、その午前の部を見に行ってきましたのでその感想です。 自分はあまり声優のライブに行く方ではないのですが、それでも驚かされたのはMCほぼなし音楽ぶっ通しの超スト…

「非モテ男性にはライトオタク女子がおすすめ」をどう批判すべきか

こんにちは。 今回は、世の中をちょっと騒がしている「非モテ男性にはライトオタク女子がおすすめ」というすもも(@sumomodane)氏の発言を巡る一連の騒動についてです。 彼の提案と、その批判の詳細はそれぞれ以下にまとめられています。 togetter.com toge…

いいねの数だけ好きな漫画を語ってみた

Q. この記事何? A. これ #いいねの数だけ好きな漫画を語る久々のいいねの数だけシリーズ漫画読みというほどは漫画読んでないので変な感想もあるかもしれない — ともき (@tmk_423) November 18, 2019 漫画を語るのに140字は短いということが発覚したので、若…

自由と公共性の醜い争いに思うこと〜表現の自由を巡る議論から〜

昨今、正義が衝突する事件が非常に多い。 特に頻繁に見られるのは、「自由」と「公共性」の衝突だろう。 表現の不自由展が炎上し、それにまつわる議論が各所で発生したのは記憶に新しいし、先日は献血ポスターの事件に端を発し少年漫画誌やその作家が騒動に…

悲劇の回避という点から見るドラゴンクエストVIIとXI

ドラゴンクエストVII ドラクエの中でも有数のボリュームを誇るこのゲーム。 このゲームの構造は、他のRPGと比べてもいささか変わっています。 ドラゴンクエストシリーズを始めとして、多くのRPG作品では、敵は現在進行系での侵略者であることが多いです。そ…

HEAVY RAIN -心が軋むとき- 〜ゲーム紹介③〜

今日紹介するのは、フランスのスタジオQUANTIC DREAMが手掛けたアドベンチャー作品「HEAVY RAIN -心が軋むとき-」です。 QUANTIC DREAMというと、最近はDetroit: Become humanでブイブイいわしてるわけですが、今回はあえてこっち。 Detroitとはまた違った魅…

フェルディナント=フォン=エーギルと学ぶtwitter検索

こんにちは。ともき(@tmk_423)です。突然ですが皆さん、twitter検索を利用しますか?私は利用します。 推しキャラがどんな風に思われているのか、どんな愛に溢れた声が聞けるのかが楽しみで、それはしょっちゅう検索をします。 泣かないもん。さて、最近キ…

ドラゴンクエストXIはあえて時代に逆行した傑作

こんにちは、ともき(@tmk_423)です。 ドラゴンクエストXI S発売されましたね。 私ももちろん購入しましたが、怒涛の新作ラッシュを消化しなければならないため、まだ寝かせてあります笑 それでも、あえてDQ11の何がすごいのかを語りたい。 このゲーム、徹…

FINAL FANTASY IX 〜好きなゲーム紹介②〜

第2回どうしようかな〜といろいろ考えていましたが、下手に構成とか気にするよりも、自分の大好きな作品を順に紹介していくのがいいだろうと思い直して、深くは考えずに進めていくことに(下書きはすでにたくさん溜まっている) というわけで、今回語るゲー…

英雄伝説III 白き魔女 〜好きなゲーム紹介①〜

さて、スタートしました「好きなゲーム紹介」 記念すべき第一回は日本ファルコムの傑作RPG「英雄伝説III 白き魔女」です。現在、ファルコムの主力コンテンツである「軌跡シリーズ」 その原点にあたるのがこの「英雄伝説シリーズ」であり、英雄伝説III, IV, V…

ワタシのイチオシゲーム100選始めるよ

こんにちは、ともき(@tmk_423)です。 このブログを作ってはや三ヶ月。 バズったものから無風なものまで、なんだかんだいろんな記事を書いてきました。 しかし、思ったより書くネタがなくて、更新が止まりがちになってしまったので、これはイカンということ…